漆黒の霧の中で―彫師伊之助捕物覚え (新潮文庫) pdfダウンロード

漆黒の霧の中で―彫師伊之助捕物覚え (新潮文庫)

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漆黒の霧の中で―彫師伊之助捕物覚え (新潮文庫) pdfダウンロード
によって 藤沢 周平
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内容紹介 ――殺しだよ。 傷は、柔術で言う独古(どっこ)と呼ぶ急所を抉ったあとだった……。 癒しがたい過去を抱えた元・岡っ引き、伊之助。その面前で、殺しが殺しを呼ぶ。 時代小説の名手が描く、江戸のハードボイルド。シリーズ第二作。 竪川に上った不審な水死人の素姓を洗って、聞きこみを続ける伊之助の前にくり広げられる江戸の町人たちの人生模様──。そして、闇に跳梁する謎の殺人鬼による、第二、第三の殺人――。伊之助の孤独な探索は、大店の主人や寺僧たちの悪と欲の世界を明るみに出すが……。 元は凄腕の岡っ引、今は版木彫り職人の伊之助を主人公とする、絶妙の大江戸ハードボイルド。シリーズ第二弾! 本文より むき出しの脚を見てから、濡れた着物の前をひろげて胸と腹を見た。傷あとは何もなく、腹もさほどに膨れていなかった。念のために掌で腹を押えてみたが、水音もしなかった。 ――水死じゃないな。 と伊之助は思った。袖をまくって腕を見、つぎにあごを持ち上げて、頸(くび)のまわりを丹念に調べたが、絞められた痕も見当らなかった。死人の頭を地面にもどし、今度は背中を調べようかと思った。 「おい、手伝ってくれ」(第一章の一) 本書「解説」より 藤沢周平という作家は、実に人物描写がうまい。例えば、第一章三の伊之助とおまさの情事の描写、あるいは第一章と第二章に描かれている金右衛門店(だな)と与兵衛店の路地での伊之助と女たちの描写などは、その好例で、いずれも江戸世話物としてのうまみが出ている。藤沢周平は岡本綺堂や久生十蘭のように、西欧の小説をかなり読んでいるが、アメリカのいわゆるハードボイルドものは、たいてい読みあさったという。「漆黒の霧の中で」において、ハードボイルドによる影響が端的にあらわれているのは、アクション場面だ。 ――磯貝勝太郎(文芸評論家) 藤沢周平(1927-1997) 山形県生れ。山形師範学校(現在の山形大学)卒。中学の教員、業界紙の記者を経て、1971年「溟い海」でオール讀物新人賞を受賞し作家デビュー。1973年「暗殺の年輪」で直木賞を、1986年『白き瓶』で吉川英治文学賞を、1989年、作家生活全体の功績に対して菊池寛賞を、1990年『市塵』で芸術選奨文部大臣賞を、1994年、朝日賞、東京都文化賞を受賞。1995年、紫綬褒章を受章。1997年、山形県県民栄誉賞を受賞、鶴岡市から「顕彰の記」が贈られた。2010年、「鶴岡市立藤沢周平記念館」が開館。 内容(「BOOK」データベースより) 竪川に上った不審な水死人の素姓を洗って、聞きこみを続ける伊之助の前にくり広げられる江戸の町人たちの人生模様―。そして、闇に跳梁する謎の殺人鬼による、第二、第三の殺人―。伊之助の孤独な探索は、大店の主人や寺僧たちの悪と欲の世界を明るみに出すが…。元は凄腕の岡っ引、今は版木彫り職人の伊之助を主人公とする、絶妙の大江戸ハードボイルド。シリーズ第二弾。 商品の説明をすべて表示する
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江戸物に詳しくありませんが、今も昔も悪いことを企むのは政府と繋がりのある業者ですね。ハードボイルドなどと言うと、893が出てきたり悪い役人が出てきてもおかしくはありませんが、割りと普通?の人達が悪事に手を染めています。そういう設定の派手さが無いところも、この作品の良い所ですね。第一作目は目的は、知人の行方探し。なのでなんとなく思い入れが本作には欠けます。欲をかいて命を落としたと書かれている半次ですが、どういう方法を用いたのか伊之助より先に短時間で核心をついています。欲をかかなくても伊之助のような体術がなければ助からなかったと思いますが、読者としては主人公より先に真実を見つけた彼のことのほうが気になります。聞き込み捜査も面白いですが、酒好きの自分としては毎回、伊之助の晩酌内容も渋くて気に入ってます。おまさのような都合のいい女によりかかってばかりなのも、仕事はできるがプライベートは良くない人間らしさが出ています。伊之助とおまさの関係が気になる方は前半で少し触れられていますが、なにせ殺人鬼(これは盛りすぎ)に目をつけられているので、後半からはサスペンスモードです。しかし偶然でしょうかね、二作ともかるーく他の女の色香に危うく流されるところだったわー。みたいな場面があるのですが、伊之助はうまくかわします。そういう所がハードボイルドなんでしょうね。

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