環境・安全社会に向けて 予防原則・リスク論に関する研究 pdfダウンロード

環境・安全社会に向けて 予防原則・リスク論に関する研究

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環境・安全社会に向けて 予防原則・リスク論に関する研究 pdfダウンロード
によって 日本科学者会議
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本書では、リスク論を批判する形で、予防原則の良さが終始主張されている。特に、序章では本書の著者らによる議論を踏まえたリスク論に対する批判と、予防原則を様々な場面で実施するべき理由が記述されている。しかし、この主張を読んだとしても、むしろ、リスク論の良さが際立ってしまう。また、リスク論と予防原則の対比を明確化するために「企業の生産活動において、どちらの考え方に基づくべきか」という前提を置いて議論している点にも恣意性を感じる。リスク論とは、『リスク評価という作法』を用いて、『客観的な』評価を実施し、管理していこうとするものである。また、リスク評価の結果と費用便益(費用対効果)分析の結果の重ねあわせ(リスク管理)とは、事業者が扱うためのもの、というよりは、政策の意思決定者が、様々な政策オプションの中から最適な政策を選択するための『一つの判断基準』に過ぎない、と考えて良い(事業者が扱うリスク評価・管理のイメージは、著者らが描いているものとは異なる)。確かに、因果関係が不明な事象で、かつ、早急な対応が求められる場合は、より意思決定の早い予防原則を使ったほうが良い場合もあるだろう。しかしながら、予防的な措置を実施してそれで終わるのではなく、リスクのトレードオフが発生していないかをチェックするためにモニタリングの設置を設ける等、再度の意思決定を支援するためのループを用意しておく必要があろう。完璧な意思決定など、ありえないのだから。生態学の分野では、この管理方法を「順応的管理」という。予防原則によってやりすぎてしまった管理を、適正な管理に導くためには、このような方法が適切ではないか。以上のような考察(様々なツッコミ)が可能な本書は、反面教師の読み物としてはオススメできる。

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